ハチロク ツートンは板金が楽
ハチロクのツートンカラーの場合板金箇所がどちらかのカラーのみで済みそうな場合は少し楽に済みます。
今回はフロントフェンダーのバンパー取付部分修理です。
よくバンパー取付部分がダメになるので交換溶接していきます。
- ダメになった部分の型紙を作る
- 型紙で鉄板を切りだして溶接する
- パテで成形
- サーフェイサー
- カラー塗装
- ゴミ取りと磨き
1.ダメになった部分の型紙を作る
![型紙](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1937-1024x576.jpg)
まずはダメになってしまった箇所を型紙におこします。大体な感じでOKです。
2.型紙で鉄板を切りだして溶接する
![溶接修理](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1358-scaled-e1584959558454-1024x532.jpg)
型紙と同じく鉄板を切り溶接していきます。鉄板を型紙より少し大きめに作り削って微調整しながらフェンダー本体に合わせていくのがコツです。
余り溶接で熱をかけすぎると鉄板の歪みが発生するので注意です。
![溶接裏側](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1393-scaled-e1584960044761-1024x586.jpg)
裏側はこんな感じになります。溶接した箇所と裏側はエスコという錆止めを塗っています。
3.パテで成形
![パテで成形](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1420-scaled-e1584960489629-1024x746.jpg)
パテで成形していきます。前の人が修理したパテが割れてきていたのでついでに直しました。取付部分のみの修理ではパテの範囲が画像の3分の1くらの範囲で済むと思います。
フェンダーラインを成形しいくなかでプレスラインがよく見えない時はシリコンオフ等で濡らしてみてください。見えずらかったプレスラインが見えやすくなります。サーフェイサーを塗ってからこれをやるとさらに見えやすくなります。自分はこの方法で成形の出来を確認しています。
4.サーフェイサー
![](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1424-scaled-e1584961046475-1024x669.jpg)
400番くらいのペーパーで足付けをしてシリコンオフで綺麗に脱脂したのちサーフェイサーを塗っていきます。
今回はイサムの黒いサーフェイサーを塗ってみました。
サーフェイサーを塗ってパテの巣穴や細かい修正がある場合は仕上げ用のパテで修正してください。
それが終ったら800番くらいのペーパーで足付けしていきます。しっかり足付けしないと後で塗装が剥がれてくる可能性があります。
5.カラー塗装
![ベースカラー](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1467-scaled-e1584961852200-1024x548.jpg)
シリコンオフで脱脂したらベースのカラーを塗ってきます。
今回は1液の塗料を使っているのでソリッド塗装でもクリアーを塗らなければなりません。なのでこの段階ではつやなしで塗ってOKです。(2液ウレタンでソリッドカラーの場合はクリアーなしでそのまま艶出して終わりでもいいです。)
![クリアー塗装](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1470-scaled-e1584962455360-1024x574.jpg)
ベースのカラーが乾燥したら最後にクリアーを塗装して終わりです。
6.ゴミ取りと磨き
![塗装完成](https://www.chiba6.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_1765-scaled-e1584962714168-828x1024.jpg)
塗装が乾燥したら1500番くらいで塗装に入ってしまったゴミを取り除きバフレックスの2500番→3000番を塗装した所にかけコンパウンドで磨けば完成です。
今回のようにツートンカラーは上手くやればどちらかのカラーのみで板金することができます。
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